赤いきつね、緑のたぬき。
緑のたぬき、赤いきつね。逆にするとシックリしないですね。なぜなのでしょうか??
ウドンとソバに、燻製の香りをつけ食べた記事です。
赤いきつねと緑のたぬき、どちらが美味しくなるのでしょうか??仁義なき戦いのはじまりはじまり。
燻製に必要な道具をサラッと紹介し、燻製中の様子と食べた感想を書きます。
燻製につかう道具

- 燻製器
- スモークチップ
- 火をつける道具
- 軍手
- 火消し壺
黒い機械が燻製器です、価格は3,000円~5,000円。カンタンに燻製できる道具のくわしい記事はコチラ
燻製器にスモークチップをいれ、スモークチップに火をつけると燻煙がチューブの先からでてきます。(スモークチップは燃やすと、よい香りの燻煙がでる)
チューブの先からでる燻煙をつかって、食材を燻製します。燻製できる時間はスモークチップの量によって変わりますが、およそ5分~10分ほど燻製できます。
軍手と火消し壺を用意しておくと、安全に燻製できるでしょう。
赤いきつねと緑のたぬきの燻製方法【写真つき】
- 燻製器にスモークチップをいれる
- 燻製器のスイッチをON
- スモークチップに火をつける
- 煙がでてきたのを確認し、どんぶりに差しこむ
- スモークチップが燃えつきれば、燻製おわり
燻製器にスモークチップをいれる

スモークチップがこぼれないように注意しながら、燻製器にスモークチップをいれる。

燻製器の横についている黒いボタンを押すと、燻製器が動きだし煙を吐きだす準備完了。
スモークチップに火をつける

燻製器にいれたスモークチップに火をつける。
USBで充電できるチャッカマンを使っている。スモークチップに火をつける道具はチャッカマン型がオススメ。ライターやマッチは火がつくまえに「アチチ」となる可能性がある。
どんぶりにチューブを差しこむ

スモークチップに火をつけ、燻製器のチューブの先から燻煙がでたのを確認し、どんぶりにチューブを差しこむ。
※あらかじめフタに穴をあけておくと、スムーズにチューブの先を差しこめる。
スモークチップが燃えつき、燻煙がでなくなるまで待つ。
燻製してる動画
緑のたぬきはフタの穴をおおきく開けすぎ、燻煙が盛大にモレています。
屋外で燻製しているので燻煙の匂いは気になりませんが、屋内で燻製するときは換気扇を回しながら燻製するか、窓を全開で燻製しましょう。
5分~10分ほどで燻製できるので、屋外でサッと燻製するのがいいでしょう。
燻製の後片付け

どんぶりの開けた穴に、ガムテープを貼っておく。

燻製器のスモークチップをいれるパーツをはずし、スモークチップの燃えカスを掃除する。

パーツは熱くなっている可能性があるので、軍手をはめて作業すると安全。スモークチップが再び発火する可能性もあるので、スモークチップの燃えカスを火消し壺にいれると安心。
後片付けまでが燻製であり調理である。
燻製ドンブリを食べた感想
緑のたぬき

緑のたぬきのフタをパカッとあけると、むわぁ~と燻製の匂いをかんじる。燻煙でベトベトな粉末スープと天ぷらをとりだす。

お湯をそそぎいれる、さらにムワァワァ~ンとたちのぼる燻製の香り。麺の端っこが茶色くなっているのを確認できる。5分だがキッチリ燻製できているようだ。

粉末スープを投入し、かき混ぜたあと天ぷらをのせる。あとから気づいたのが緑のたぬきは後のせじゃなく、お湯を一緒にいれるタイプだったか??酔いながら作ったので説明書を見ていなかった。
つゆをグビっと一口のむ、ほのかに燻製の香りがする汁になっている。粉末は燻製していないので当然といえば当然だ。麺からの燻製の匂いはする。
ほそく茶色の麺をズルズルぅ~とすする、口にムワァとひろがった燻製の香りが鼻からぬけていく。麺一本一本に燻製の香りがついている。
若手芸人ばりに燻製の香りが主張する麺になっている。ちょっと燻製好きのおっちゃんでも「燻煙さん主張しすぎですよ」と言わざるをえないほどだ。
麺をすすり、お口直しにつゆをのみ、パリパリと天ぷらを食べながら燻製緑のたぬきを完食。
緑のたぬきの燻製をもう1度食べたいかと尋ねられたら、しばらくは食べたくないと答えるだろう。
夜食に燻製緑のたぬきを食べたのだが、翌日朝から昼まで、ずっと胃から燻製の香りがしていた。
赤いきつね

赤いきつねのフタをペリペリとあける、む??緑のたぬきほど燻煙の香りがあまりしない。れいの如くベトベトになった粉末スープをとりだし、お湯をそそぐ。
赤いきつねは五分だ。粉末スープをいれ、お湯をいれると甘い匂いとほのかに燻製の香りがしてきた。お揚げが邪魔でスープをしずめにくい。

五分後、最初はつゆを飲む、かつお出汁のやや甘めのつゆ、かすかに燻製の香りをかんじた。
ふとめの麺をズルズルとすする、「うまい!!」甘いつゆが絡みついた麺がスルスルと食道をとおる。あとからフンワリと燻製の香りをかんる。そうそう「これぐらいの主張で燻製はいいんだよ」とつぶやきながら麺を食べ続ける。
おっと、お揚げを忘れていた。口の前までお揚げをもちあげると、燻製の香りがする。お揚げは、サクラの香りがする燻製お揚げになっている。
お揚げを口にいれ、前歯でお揚げを噛むとじゅわぁ~とあふれる甘いつゆ。
「む??どういうことだろうか??」
お揚げからあふれ出たつゆは、甘さと旨味が3倍濃縮されているように感じられる。お揚げを噛みちぎり、咀嚼すると濃厚な甘みのつゆがあふれ、上品なサクラの香りの後味が心地よい。
燻製したお揚げのなかで、かつお出汁の甘いつゆとサクラの燻製の香りが混ざりあい、とても上品なお揚げになっている。「お揚げ2枚もいらないよ」と思っていたが、ペロリと2枚食べてしまった。
お揚げ”だけ”を燻製しようと考え中だ。燻製赤いきつね、今すぐもう1度食べたい燻製レシピだ。
赤いきつねと緑のたぬきを燻製し食べた感想【まとめ】
緑のたぬきは燻製の香りが主張しすぎ、いまいちな出来だった。赤いきつねはお揚げが濃厚な味になり、2枚のお揚げをペロッと食べきってしまった。
そばは細く燻製の煙をあびる表面積がおおく、燻煙をたっぷり浴びたのではないだろうか。また蕎麦は繊細なつゆで、燻製の香りに負けてしまった。
うどんは蕎麦とくらべると、燻製の煙をあびる面積が少なく、丁度よい燻製の香り。燻製の香りに負けないカツオ出汁の甘いつゆは、燻製の香りをとりこみ風味豊かなつゆになっていた。
赤いきつねと緑のたぬき。おなじ会社の商品でも、燻製むきの商品と燻製にむかない商品があるようだ。
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