味噌とお好みの香辛料だけで作れる、お手軽な和風味噌ベーコンの作り方を書いています。
スモークウッドと段ボールと100均で揃えられる器具を買えば、燻製料理を作れるんです。味噌ベーコンは燻製に失敗しにくいレシピ「燻製をはじめたいな」と考えている、あなたにオススメ。
味噌を塗り塗りし、燻製し、味噌と燻煙の香りがする和風ベーコンの作り方を写真付きで書いていきます。
味噌ベーコンの調理工程
- 豚肉に味噌を塗る
- 豚肉を寝かせる
- 味噌をとりのぞき、豚肉を乾燥させる
- 豚肉を燻製する
- 味噌ベーコンの出来上がり
味噌ベーコンの材料

- 豚肉:500g(塊であれば、バラでもロースどちらでもOK)
- 味噌:適量(ご家庭で使っている、お好みの味噌を使ってください)
- 味噌に練りこむ香辛料
記事では、味噌のみですが、味噌に唐辛子をいれると辛くなったり、ニンニクをいれると味噌が奥深い味になったり、ハチミツをいれると甘味とコクをプラスすることができます。
基本の作り方を覚えれば、いろいろなオリジナル和風ベーコンを作ることができるんです。
味噌ベーコンの作り方【写真あり】
豚肉の下ごしらえ

味噌が豚肉に染み込みやすいように、フォークや針でぶすぶすっと豚肉を刺す。
針が一杯ついている、一気に刺しまくれる便利な調理器具を使って、アッというまに豚肉を串刺しにする。肉の塊をよく調理する人はあるととても重宝するよ。
味噌を塗る

スプーンで味噌をすくい、豚肉が隠れるぐらいペタペタ、ネチョネチョ塗る。味噌が硬くて塗りにくいときは、みりんで伸ばすと味噌が塗りやすくなるよ。

豚肉の両面を、味噌で覆う。

ビニール袋や密閉容器にいれ、冷蔵庫で1日~3日ほど豚肉を寝かす。寝かす時間が短いと、味噌風味の生に近い豚肉になり、寝かす時間が長いと豚肉の水分が抜けしっとりし、味噌風味の味がしっかりした豚肉になる。お好みで寝かす時間を変えてください。
豚肉を乾燥させる

冷蔵庫で2日寝かした豚肉をとりだし、表面についた味噌をふき取る。味噌が豚肉の水分を吸い取り、豚肉はしっとりし、指を押しかえす力強い肉質になっている。味噌は残っていても大丈夫。味噌の燻された香りが、出来上がったベーコンをいい風味にしてくれる。
ふき取った味噌は必ず火を通してから調理に使うこと、豚肉のコクがおいしい味噌汁が作ったり、そのまま豚汁にしてもおいしいよ。

干物ネットにいれ、豚肉を乾燥させる。パットにのせたままですが、パットからおろし干物ネットに置き乾燥させましょうネ。写真撮り忘れ、反省。
触るとネチョネチョした味噌が、カチカチになるまで豚肉と味噌を干す。
干物ネットは気温や太陽、湿度の影響をうけ、なかなか乾燥しないときは、文明の力、フードドライヤーを使うと気候に影響されずに乾燥できる。フードドライヤーのお金は必要だけどネ。
豚肉を燻製する

豚肉をスモークウッドを使い燻製する。スモークウッドに火をつけると、お香のように、ゆっくり燃えながら煙をだし、食材を自動で燻製してくれる。

段ボールの上部に木の棒を2本通し、通した木の棒の上に金網をのせ、干した豚肉をゆっくり金網に置く。
100均で売ってるステンレス製の皿の上に、火をつけたスモークウッドを置く。スモークウッドに火をつける方法は、ガスバーナーを使っているよ。火傷には気をつけてね。

スモークウッドから煙がでたことを確認し、ステンレス製の皿にスモークウッドを置き、段ボールのフタをしめ、燻製開始。
写真のスモークウッドの量で、2~3時間ほど燻製することができる。

スモークウッドが真っ黒に燃え尽き、煙がでなくなれば燻製終了。スモークウッドは、燃え尽きても熱をもっているので、スモークウッドの処理はしっかりしましょう。水をかけたり、火消壺にいれ処理すると安心安全。

燻製が終わった直後の豚肉をすぐに調理すると、煙の苦味の主張がヒドいので、豚肉を干物ネットにいれ、1~2時間ほど風にあてると、煙の主張がなくなり、燻煙がよい香りになってくる。

味噌ベーコンの出来上がり。
味噌ベーコンを食べる

スモークウッドは温度があがらない燻製方法です。味噌ベーコンを食べる時は、必ず火を通してくださいね。
角切りにして、フライパンでしっかり焼いてやる、焼いた味噌の香りと、焼かれることで再び立ちのぼる燻煙のかぐわしい香り。
噛んでみるとジワっと豚肉の甘い汁が溢れ、焼かれることによって香ばしくなった味噌の香り、燻煙の香りが口の中に溢れかえる。水分が抜けた豚肉の濃厚な甘味、プツンと噛み切る肉の歯ごたえ、ビールや酎ハイ、ハイボールがあればいくらでも食べれそうな気がしてくる。
カルボナーラ

卵とチーズと味噌ベーコン、味噌風味のトロトロな和風なソースのカルボナーラ。
洋風なカルボナーラが、和風に仕上げた一品。醤油をチョンといれるのも楽しい。
卵と味噌、チーズが混ざりあった濃厚なとろとろっなソースが生パスタにからみ、燻製の香りはカルボナーラと相性バッチリ、味噌もカルボナーラに合うんだな。カルボナーラを作るとき味噌をいれると濃厚なカルボナーラができそう。
濃厚なカルボナーラを作るコツは、味噌をいれるのがミソ、ってね。
チャーハン

味噌ベーコンを焼豚のかわりにいれたチャーハン。
焼豚を使うのも楽しいですが、味噌ベーコンを使うとドッシリした味、味噌と燻煙が香るチャーハン。お米とお肉の相性ってなんでこんなに素敵なんだろう。味噌ベーコンと米を一緒に口にいれると、あぁ、もう、幸せ。
卵でコーティングされた甘いお米が消え、「おいどんは味噌豚です」と主張する、味噌と煙に包まれた豚肉の甘みと、香り、歯ごたえを楽しむ。
ビールの1本でもあれば言うことなし。御機嫌なチャーハンだぜ。
目玉焼き

味噌ベーコンを、鉄板の上でジュワジュワと豚の脂と、燻製の香りを弱火でひきだし。

黄身がもっこり盛り上がった卵を割り入れてやる。

はい、焦げました。味噌は焦げやすいので注意してくださいね。
味噌ベーコンを作って食べた感想【まとめ】
味噌を豚肉にペトペトと塗り、冷蔵庫で寝かせ、味噌をふき取り、乾燥させ、燻製すると出来る、味噌ベーコン。きっちり乾燥させてやれば失敗しらずでしょう。
燻製初心者にオススメの燻製レシピです。
味噌ベーコンは、普通のベーコンとちがい、料理に味噌の風味とコクをプラスできるのもミソですね。
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