この記事は、生食用のサーモンを加工して、なんちゃってスモークサーモンにしたてあがる調理方法を書いています。

用意するものは、段ボールとスモークウッド、そして脱水シートです。
ここだけの話。めちゃめちゃ安く、スモークサーモンを作ることができます。
ただし、ほんもののスモークサーモンとくらべると保存期間は短いです。
はやめに食べてください。
スモークウッドとは、火をつけると、お香のようにゆっくりと白い煙をあげる燻製グッズです。
なんちゃってスモークサーモンの作り方・調理工程

生食用のサーモンを用意します。
かならず、生で、刺身で食べてよいと書かれているサーモンを用意してください。
さもなければ、お腹いたいいたいになりますゾ。

サーモンの皮は剥がしておいたほうが、それっぽい見ためになります。

皮は塩をつよめにふり、ラップでつつみ、漬物風にしたてあげたあげく焼きあげ、あとでスタッフが美味しく食べました。
サーモンの身の重さの3パーセントほどの塩をサーモン全体にふりかけます。
サーモンのよけいな水分と臭みを排出させます。すこし浮かべておくと、水分がもどってきません。
1時間ほどたったあと、日本酒や焼酎、アルコール度数の高いリキュールでサーモンの塩を洗いながします。
塩っぽいサーモンが好きなひとは、洗いながす必要はありません。

脱水シートにサーモンをつつみ、サーモンの水分をゆっくりと抽出します。
脱水シートのかわりに、日陰にほしたり、冷蔵庫にいれラップをかけずにいれても乾燥させることはできます。
スモークサーモンらしい、あの食感になるまで水分を抽出してください。スモークサーモンの触りごこちを確認するときは、手をしっかりと洗いましょう。
燻す

段ボールのうえに、金網がのせれる間隔で棒を二本とおしましょう。
サーモンを金網にのせ、棒のうえに金網をセットしてください。
100均でうってるステンレス製のパッドのうえにスモークウッドをおきます。
スモークウッドを浮かせておくと、途中で消えにくいです。
スモークウッドは火をつけると、お香のようにしずかに燃えながらよい香りの燻煙をだします。
スモークウッドに火をつけるだけで、ほったらかしで燻製してくれるのです。
できるだけ、スモークウッドからサーモンを遠ざけておくと、フレッシュ感をのこした身を維持します。
段ボール燻製器の作り方は、こちらの記事でご確認ください。
スモークウッドが燃えつき、煙がでなくなれば段ボールをあけ、豚肉を落とさないように気をつけながら金網をとりだしてください。
煙がでなくなっても、スモークウッドは熱をもっている可能性があります。
しっかりと消化してください。火消し壺にいれたり、水をかけたりし、しっかりと熱を奪っておきましょう。
なんちゃってスモークサーモン 実食

燻したばかりのスモークサーモンは、すこし煙の酸味と苦味がつよめです。
1時間ほど冷蔵庫にいれておくと、酸味と苦味はひかえめなものになります。
あとは、ふつうのスモークサーモンのように食べるだけです。
水分がぬけ、みっちりと張りきった質感の紅い身の歯ざわり。
噛むと、あえかに燻煙がもりあがり、歯がしずみこんだところから、雄大なサーモンの旨味がこぼれだします。
お好みで黒胡椒や、ペッパー、マヨネーズなどの香辛料や調味料をつけるのもよき。

スモークサンドに。

パスタに。

ピラフにもつかえます。





