ハッセルバックポテトを焼くだけでなく、スモークの香りも追加するレシピです。
ハッセルバックポテトとは、なんぞや。
ポテトを切らないように切れめをいれ、蛇腹のようにつなげ、そのスキマに調味料をたらしこみ焼きあげるレシピです。
さらに、焼く炭のうえに、水につけておいたスモークチップをのせ、芋を燻しあげ香りを強くしたハッセルバックポテトです。
段ボール燻製器の作り方は、こちらの記事をごらんください。
段ボールは金属ではありません。くれぐれも火には注意して調理してください。
鶏むね肉の燻製BBQの材料・用意するもの

- ジャガイモ
- バター
- ニンニク
- お好みの香辛料
- 炭
- コンロ
- 耐火レンガ・シート
- スモークチップ(お好みのもの)
- アルミホイル(スモークウッドをつつむ)
- 金網
- 木の棒
- 温度計(豚肉はとくに中心までしっかりと火をとおす必要あり)
スモークチップとは、木を削りチップ状にしたものです。
燃やすことで、いい香りの煙を放出します。熱源が必要な燻製グッズです。
スモークハッセルバックポテトの調理工程 写真あり

ジャガイモをまず切ります。
しかし、輪切りにしてはいけません。
そこで、ジャガイモのしたに割りばしを二本ならべます。
そして、包丁で切ると、下まで切らずにすみます。

バターを弱火でとかし、そしてみじんぎりのニンニクをくわえ香りをひきだします。

香りをひきだしたバターを、切れ目をいれたジャガイモにかけまわしましょう。
ジャガイモは、耐熱性のある容器にいれてください。その容器ごと段ボールのなかで焼き、燻しあげます。
そして、お好みの調味料もふりかけてください。
辛くしたり、甘くしたり、酸っぱくしたり、自分ごのみに味をつけてください。
ただし、あまり味をつけすぎると、過ぎたるは猶及ばざるが如しといいます。
ほどほどの調味料をふりかけましょう。
スモークチップは、木をちいさく削ったものです。
そのままだとすぐに燃えつきてしまい、長いあいだ食材を燻すことができません。
そこで、燻製をはじめる30分ほどまえにスモークチップを水に漬けておきます。
すると、あッというまに燃えあがることがなくなります。
水に漬けたスモークチップをキャンディー状にアルミホイルで包み、煙がでる穴をすこし開けておきます。

耐火性のあるレンガやシートを段ボールにしき、そのうえにコンロをのせます。
そして、火をつけた炭をコンロの上にならべてください。
あらかじめ段ボール内の温度をあげておきましょう。
赤く燃えあがった炭のうえにアルミホイルにつつんだスモークチップをおき、段ボールのフタをしめ燻煙がもれないようにすれば燻製開始です。

温度計があるとしっかりと内部の温度を確認することができ安心です。
段ボール内部の温度が100度をこえ、ジャガイモ近辺の温度が80度になってから、50分ほど調理をつづけました。

切れ目をいれているので、火のとおりは早いです。
けれども、ゆっくりと焼きあげることで、ぱりぱりッとした食感をつける、燻煙をつけるために、長く調理する必要はあります。
それに見合った、すこぶる愉快な香りを放射するハッセルバックポテトになります。
燻煙の食欲を刺激する香りが、一番槍で飛びだしてきます。
ついで、バターとニンニクがタッグを組んだ二千万パワーといいたくなるスメルがちから強く羽ばたきました。
ところどころに、ジャガイモのはしっこが焦げたかぶわしい香りが点在し、すこぶる食欲を刺激します。
バターとニンニク、そしてスモークの香りがあると、なぜかジャガイモの味わいがお肉のように感じられる魔法があります。
いつものジャガイモが、ちょいと豪奢な様相になるスモークハッセルバックポテトでした。




