この記事では、うずら卵の水煮を段ボールとスモークウッドで燻製にする方法を書いています。
うずらの水煮を使うことで、燻製初心者のかたでも失敗しにくいレシピです。
プリっとハジける食感と燻製の香り、うずら卵は小さいですが、存在感はバツグン。
小さいうずら卵は、ほかの食材と一緒に燻製できます。スモークウッドと段ボール、その他100均で買える道具で燻製可能。
スモークウッドとは、お香のように火をつけると、燻煙の香りをだす長方形状の燻製グッズです。
うずら卵の燻製の調理工程
- うずら卵をめんつゆに漬ける
- うずら卵を乾燥させる
- うずら卵を燻す
- うずら卵の燻製の出来上がり
うずら卵の水煮を使うことで、かんたんに燻製にしました。
うずら卵をゆで、殻をむいて作ることもできますよ。
燻製に必要なもの
- スモークウッド
- 段ボール
- 段ボールより長い棒:2本
- 金網
- 耐熱容器
- スモークウッドに火をつける道具
- 干しネット
うずら卵の燻製の作り方【 写真あり 】
うずら卵をめんつゆに漬ける

うずら卵の水煮のザルなどにあけ、水気をきります。

お好みの味の濃さのめんつゆを作り、うずら卵をしっかりと漬けましょう。うずら卵を乾燥させるので、すこし味は薄目にしておくとよいです。
漬け込む時間は、冷蔵庫に容器ごといれ半日~2日ほど。漬け込む時間が長くなるほど味は濃くなります。
うずら卵を乾燥させる

めんつゆに漬け込んだうずら卵を取り出し、キッチンペーパーなどで水分をぬぐいましょう。
うまく燻煙の香りを食材につけるコツは、食材をしっかりと乾燥させることです。
うずら卵をネットにいれて、太陽や風の力を借りて乾燥させる方法が1番お安く食材を乾燥できます。

天気がいまいちだったので、うずら卵をフードドライヤー乾燥させました。フードドライヤーとは、食材をコンテナにいれ、ボタン一つ押せば食材を乾燥させてくれる調理道具です。
フードドライヤーで1時間ほど乾燥させますと、うずら卵の表面はしっかり乾燥していました。
うずら卵を燻す

- 段ボールを用意する
- 段ボールの上部に棒を2本さし通す
- うずら卵を金網をのせる
- 2本の棒の上に、うずら卵をのせた金網を落ちないようにのせる
- 耐熱容器を段ボール下部におく
- スモークウッドに火をつけ、耐熱容器におく
- 段ボールのフタをしめると燻製開始
- スモークウッドから燻煙がでなくなれば、段ボールのフタをあける
- スモークウッドをきっちり消火する
ガスバーナーでスモークウッドに火をつけました。ヤケドや火事に注意が必要です。しかし、いちばん楽にスモークウッドに火をつける方法だと思います。
スモークウッドから煙がでているのを確認し、耐熱容器のうえに置きましょう。段ボールのフタをしめれば燻製開始です。おおよそ写真の長さのスモークウッドで2~4時間ほど燻製できます。途中で火が消えていないか確かめてくださいね。
段ボールの隙間から煙がでなくなれば燻製終了です。段ボールのフタをあけ、うずら卵をのせた金網をとりだしましょう。うずら卵はコロコロと転がりやすいので注意が必要です。
スモークウッドは消えたように見えても、炭のように内部に熱をもっているときがあります。スモークウッドの熱のご確認はキチンとしましょうね。

燻したばかりのうずら卵は苦く、渋く、酸っぱい香りがしています。風にあてることで、嫌な香りが、燻製のよい香りになるのです。
うずら卵の燻製を食べる

うずら卵の燻製は、そのままパクリと食べることができます。
オードブルにぴったりの一品です。チーズやオリーブの種と一緒に提供するのも愉しいでしょう。
うずら卵の燻製は小さいけど、燻煙の香りがあり存在感ばつぐん。ぱくりと食べると白身はしまっており、滋味あふれる黄身の濃い味。ふきぬける燻煙の香り。
うずら卵燻製のベーコン巻き

うずら卵の燻製をベーコンでくるりと巻き、つまようじでプスっとベーコンをとめます。弱火でゆっくりと炒めましょう。
そのまま食べるのもよいですが、ベーコンをまくことで御馳走感が増しますネ。つまようじを持ちパクリと食べると、もう。
うずら卵燻製のオイル漬け

うずら卵燻製は、あまり日持ちしません。そこでオイルに漬けることで少し保存期間を延ばします。
ニンニクやタカノツメをいれると味が変化を愉しめるでしょう。またオイルにも燻製の香りがうつり、うずら卵燻製を漬けたオイルを料理に使うと、燻製の香りが芳醇にする料理を作ることができます。

うずら卵燻製のオイル漬けを使ったペペロンチーノ。いつものペペロンチーノに燻煙の香りと、ちいさく可愛いうずらの食感をプラス。
うずら卵の水煮を燻製にして食べた感想【 まとめ 】
うずら卵の水煮を燻製にするのは、とても簡単でした。漬ける、乾燥させる、燻すの3ステップ。燻製初心者でもあまり失敗しないと思います。また、うずら卵は小さいので、ほかの食材を燻製にするときに、ソッと忍ばせることも可能です。
小さいうずら卵の燻製ですが、食卓にでてくると、燻煙の香りがたちのぼり、ついつい皆がつまんじゃう存在感を放ちます。
ベーコンでまいてやれば、御馳走の仲間入り、オイル漬けにして味の変化を愉しむなど、アイディア次第でレシピは増えていくでしょう。
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