
この記事は、キンメダイをスモークしながらグリルするレシピを書いています。
高貴で淡泊なキンメダイの身が、燻煙をまとい気品はそのままに存在をつよめます。
キンメダイは、干物をつかいました。
塩に漬けたり、ソミュール液に漬けたりする必要なし。
初心者でも美味しい燻製料理をたのしめるレシピです。
炭とダンボール箱、スモークチップと安価なグッズで本格的な味わいの燻製を作れます。
高価で本格的な燻製器具を必要としないレシピでもあります。
段ボール燻製器の作り方は、こちらの記事をごらんください。

スモーク・グリルド・キンメダイの材料・用意するもの

- キンメダイ:お好みの量
- 日本酒:適量(風味づけ)
- 米油:適量(乾燥を最小限にとどめるため)
キンメダイは、一夜干しでも干物でも生でもお好みのものを用意してください。
米油は、サラダオイルでも代用できます。
また、オリーブオイルの香りが好きなひとは、そちらを使っていただいてもかまいません。
- 炭などの熱源
- コンロ
- 耐火レンガ・シート
- スモークチップ(お好みのもの)
- アルミホイル(スモークウッドをつつむ)
- 金網
- 木の棒
- 温度計(鶏肉はとくに中心までしっかりと火をとおす必要あり)
スモークチップとは、木を削りチップ状にしたものです。
燃やすことで、いい香りの煙を放出します。熱源が必要な燻製グッズです。

スモーク・グリルド・キンメダイの調理工程 写真あり
キンメダイを調理するまえに、日本酒をふりかけ、そしてキンメダイにオイルをぬり、表面が乾燥しないようにしておきます。
スモークチップの量を増やせば燻す時間は長くなり、スモークチップの量を減らせば燻す時間は短くなります。
スモークチップをキャンディー状にアルミホイルで包み煙がでる穴をすこし開ける。
もしくは専用の調理器具にいれ炭火のうえにくべます。


段ボール燻製器のなかに火のついた炭をいれたコンロをおきます。
熱がダンボール箱に伝わらないように、コンロのしたには耐熱性のあるものをしきましょう。
香りがよい木のうえにキンメダイをのせました。
ふつうの網でかまいません。



火元からすこし話したところにカレイを置き、ゆっくりと火をいれていきましょう。
キンメダイの内部の温度がわかる温度計があると安全に調理できます。
キンメダイの内部の温度が60度を超えるまで1時間ほど焼き燻しあげました。
かりッと焼きあげたいかたは一気に焼きあげてもらってもかまいません。一気に焼きあげると燻煙の香りは弱いものになります。
温度があがらないときは、炭を追加して段ボールのなかの温度をあげましょう。

煙がでなくなったスモークチップ。それはまだ熱をもっている可能性があります。
しっかりと水をかけたり、火消し壺にいれ火元を処理してください。

まるで高性能の魚焼きグリルで焼きあげたような色あいのキンメダイ。
けれども、魚焼きで焼きあげた魚とちがい、キンメダイから燻煙の香りがたちのぼっています。
おしとやかともいえるキンメダイの香りが、健康的で活発なものに転化しています。

ゆっくりと火をとおした白いキンメダイの身の表面は、すこし乾燥していました。
表面には、内部からあふれたおつゆがしみでています。
白い果肉は、ほっくりとふくらみ、細胞ひとつひとつが水分をたっぷりと蓄えています。
いと雅な淡麗な白い果肉と、放埓に元気な燻煙の香りの対比。
左党が、にっこりと微笑む逸品です。

ベーコンのような香りのキンメダイです。
パスタの具にすると、ベーコンの香りと、海の恵みがひとつのお皿のなかに結集します。



